老人とわんこ

認知症の親父と犬との日々

介護における苦しみを考えてみました。その1

自宅で認知症父親を介護していて、今は不思議なことに余りキツさを感じません。

以前と比べて何が違うのか考えると、精神的なストレスが減った為だと思えます。

実際の援助にかかる手間は少し増えた程度です。

多分1番問題となるのは、自分の方の精神的な苦痛と思われますが、まず、物理的な介護の問題について考えてみます。

直接的な介護では、私は専門職であり、それに対するノウハウを持っているので余り困りませんでした。

起き上がりが大変になった時、電動ベットをレンタルし、リハビリパンツとパットも昼と夜で最適な組み合わせを見つけ、朝の着替えと食事を速やかに済ませる手順を考え、今現在の父親が動きやすいようにすると、私も必要以上の力を使わなくて済むのです。

しかし、今後自宅で入浴させなさい、と言われると、それだけで疲弊してしまうと思います。まさにデイサービス様様です。

介護している人は、いろんな情報を得ていると思いますが、「少し大変」と思いつつ毎日「仕方ない」と思ってやり続けている事も多いと思います。

ケアマネージャーは、実際に殆どの人が忙しくしてますが、少し大変な事も相談してみて、訪問の看護師、介護員、デイサービスの職員にも話してみる事をお勧めします。ダメもとです。