老人とわんこ

認知症の親父と犬との日々

在宅医療がなかなか推進できない訳です。

認知症の父親は、誤嚥性肺炎のため1ヶ月入院しましたが、今は再びデイサービスに嬉しそうな様子で通っております。

時々ムセながらですが、食事も出されたものを完食しています。

しかし、今年になってから、5月、7月、10月と肺炎を起こして、またいつ熱を出して動けなくなってもおかしくない状況です。

以前からかかりつけ医には相談していましたが、もう入院はさせたく無いし、在宅での看取り迄出来る医院に替えたいので、紹介状を書いてほしいと伝えました。

「今落ち着いているならまだ大丈夫」と、書いてくれません。

予定の日の往診しか出来ないし、替えるならば早い方がいいと、先生自身が言われいたのに…

その先生には長いことお世話なっているし、良い先生だし、無理矢理に紹介してくれと言えませんでした。

この地域は、治療出来ない悪性腫瘍の患者さんだけが、在宅診療の対象だ、とケアマネージャーが言っておりました。

入院して治療を受ければ必ず快復する、という確証でもあれば、苦しい治療にも耐えてくれと思うのですが…

長年看護師をやってきて、病院や自宅、施設で亡くなった方々に出会って、平穏な最期とは?と考え続けてきた結果、うちの親の場合はそろそろ入院しない選択もあると思うのです。

思うようには事が運びませんが、お医者さんにも根気よく説得していこうと思っています。