老人とわんこ

認知症の親父と犬との日々

まだまだ修行が足りませぬ。

毎日出来るだけ、機嫌良く過ごすように、心がけておりますが、自分の感情さえ思うようにはなりません。

数日前も久し振りにキレました。

父親に歯磨きするようにと歯ブラシを握らせたのですが、何を言ってもあちらの方をぼんやり眺めて知らんぷり。で、歯ブラシを取り上げて私がやってあげようとすると、「何をするか!」とすごい剣幕で怒ります。

私の頭の中でブチっと何か切れる音がして、父の剣幕以上に言い募りました。こうなると歯磨き自体は無理で、言葉も全く意味を持たなくなります。

認知症の法則「感情残存の法則」にあるように、私の顔と負の感情が結びついているのだろうな、と思います。しかし、私の方が我慢すると、胃に穴が開きそうなので我慢はしません。

自分で歯磨きをスムーズに終わらせるように、食事の後あまり時間を置かずに促してみているところです。

朝の歯磨きは、「デイサービスの迎え」という魔法の言葉で苦労が無いのですが‥。