老人とわんこ

認知症の親父と犬との日々

「期待するから、腹が立つ」くどひろさんの名言

認知症についての本やブログを読んで、共感を覚えたり、介護のアイデアを貰ったりする事があります。

自分の陥っている思考のパターンに気付くことで、少し客観的になれるように思います。

工藤広伸氏の著書の中で、「腹が立つのは期待があるから」とあり、自分の状況を言い当てられた様に感じた次第です。その本はもっと介護に悩んでいる知人にあげてしまって、手元にないのですが、その言葉は記憶に残っています。

「これ位出来るだろう」とか、「当たり前の事」と私が思っている事が前提としてあり、それに対して期待通りの反応がないと、私はイライラ腹を立てる。

腹立たしい状況は、私の中で作り上げているのです。

と解っても、その場ではやはり、怒ってしまいますが、嫌な感情を引きずることは少なくなりました。

そして、認知症の親に対するだけでなく、子供達や友人にも期待が大きければ、失望や怒りを覚えてしまうのです。

家族といえど、自分の想いの通りにはならないと、日々自分に言い聞かせております。