老人とわんこ

認知症の親父と犬との日々

突発性網膜変性症、乳がん、転移性肺がん…うちの犬の病気。

うちのわんこは目が見えません。

多分ボンヤリと物の輪郭は見えていると思われるのですが、専門医は検査の結果、見えているはずはない、と言ってました。そして改善するはずもない、と。

今、11才ですが、8才から突然の失明でした。

しかし、家の中や庭はウロウロしながら、自分のルートはすぐに覚えました。散歩もいろんな物にぶつかりながらも、ずんずん歩きます。

当然ですが、そんな状況に悲観する事なく、ごはんやおやつの気配はいち早く察知し、「さんぽ」「おふろ」などの言葉を理解し、以前とそう変わらない生活でした。

本人(犬)にとっては、自分の身体の異変ではなく、お日様が出て来なくなった…ように感じているのかも、などと思えました。

私が実家に引っ越すことで、慣れた生活の場所を変えることが、1番心配でしたが、寝床、庭への出入り口などすぐに覚えて、他所者の猫など吠えて追い払ってます。

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乳腺のシコリに気付いたのは、7才くらいの頃ですが、大きさも親指位で2年程は変わりなく過ごしたのです。実家での生活も慣れてきたと思う頃、徐々に腫瘍は大きくなり、玉子の大きさになった時に手術を決めました。

ネットで調べ、主治医に疑問を全てぶつけ、相当迷い、セカンドオピニオンも受けての手術当日、まさかの術前検査で肺に多くの腫瘍が見つかって…

今は、わんこの喜ぶことをできる限りやろうと思うのですが、やはり私の方が、親との格闘で荒れそうな気持ちを鎮めてもらっております。