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老人とわんこ

認知症の親父と犬との日々

親の介護1割、犬の介護9割

父親は元の状態とは言えませんが、手を貸せば歩く事ができ、食事も自力で箸を使って食べられるところまで、回復。ディサービスへも週6日行っているので、あまり手がかからなくなりました。

犬の方は、抗生剤が効いているようで、少し楽な様子ですが、時々ウロウロ歩き回る以外はぐったり身体を横たえています。それでも、いつも呼吸状態は気になり、食欲が落ちているけれど、何なら食べるだろうと考えたりで、休みの日はあっと言う間に時間が過ぎていきます。

昨日は仕事で、いつものように連れて行ったのですが、片道30分の車の中も大丈夫だろうかとヒヤヒヤしながらでした。職場の庭では案外涼しい場所を探して寝て、午後になると優しいスタッフがクーラー付けている部屋の中へ入れてくれました。帰りの車中では普段の様に「お腹すいた」とおやつを要求し、あげるとバリバリ食べていました。で、家に着いてまだ食べたい感じだったので大好きな愛犬用肉を焼いてあげたのですが、全く食べません。解らない事も多いけれど、何か食べるならそれでよし、です。

私自身も食欲が無くなり、食べたい思う物が思い浮かばなくなっていますが、こういう時に食べることをいい加減にしていると、いつ迄続くか解らない挫けそうな生活を乗り切れないので、お野菜中心に作りおきします。

犬の肺癌。呼吸の様子に一喜一憂してしまいます。

転移性の肺癌のため、咳、喘鳴、低酸素による痙攣を2夜連続で起こしましたが、抗生剤を投与してから、痙攣は見られません。

食欲は落ちて、抗炎症作用があると言われてせっせと食べさせていた青魚も食べなくなりましたが、肉やレバーは何とか口にしています。

時々10分〜20分くらい、この苦しい場所からの出口を探すようにウロウロ歩き回り、そんな時はどうしようもなく、私の方も悲しい気持ちで見ています。

今日は昼間かなり気温が上がったので、クーラーで部屋を冷やしてると、午後中寝ていました。呼吸回数は多く、決してスヤスヤという感じでは無いのですが、目を閉じて寝ているだけで、安心してしまいます。次に目覚めた時には、劇的に症状が改善しているのではないかとの期待を持ってしまう程です。

犬といっても、病気も様々と解っていたつもりになっていましたが、何の根拠もなく、うちの犬は歳をとったらじわじわと動けなくなり、オムツを替えてあげて…と想像しておりました。ツラくてジッとしていられない、苦しみがあるなど考えもしませんでした。当たり前であった、穏やかな表情を見ることが、今一番の楽しみになっています。

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犬の症状と、酸素ハウスの効果は?

酸素濃縮器と透明のハウスを再度レンタルしてから一週間程経ちます。

ハウスの中には今まで寝ていたベットを入れておやつで誘導してみると、スンナリ入ってくれるのですが、酸素のスイッチを入れると、意外に大きな音がハウスの中に響いており、落ち着きませんでした。

うちの犬は目が見えないので、余計に音が気になってしまっているのかもしれません。ハウスが無理でも、長いコードが付いたマスクがあるので、顔から少し離して吸入すれば、大丈夫と思っていました。

今までも2〜3回、低酸素によると思われる痙攣を起こしましたが、昨日も今日も痙攣からその後しばらく、ウロウロ歩き回り、1時間程も落ち着かない状態が続いて、疲れ果てて身体を横たえています。横になっても20分くらいで起きて少しウロつきます。歩き回っていた時、余計に呼吸が苦しくなると思い、抱いて動きを止めようとしたのですが、必死でもがいて歩こうとします。まるで、この苦しい場所からの出口を懸命に探しているようです。

身体を横たえた時、そっと酸素マスクを近くに置いて、痙攣が起きた時は抱いて酸素吸わせて、それによって途端に呼吸が楽そうになるという事は無いのですが、私にとって、犬のどうしようもない苦しみに対して、何かしらやるべき事があるのはありがたいことです。人間の側の自己満足だとしても…

主治医に電話で相談すると、肺炎を起こしかけてるだろうからと、抗生剤を処方されました。それが効いて楽になる事に期待しているところです。

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認知症の父親の症状変化が分かりにくい件。

連休中の発熱に始まり、アッと言う間に立てなくなり、食べる、飲み込むことが出来なくなり、褥瘡まで出来て、慌ただしくその日その日の対応に追われました。

飲み込み易そうでカロリーが摂れそうなものを買い集め、褥瘡予防マットと車椅子、スロープのレンタル手配して、介護認定の区分変更を依頼して…。

このまま、寝たきり老人まっしぐらか、と何度も考えましたが、熱が下がって4〜5日後には元のように歩き始めて、1週間後には刻み食程度を食べる事が出来る様になりました。

熱があって確実にキツそうな時も、ヒョコヒョコと歩き始めた時も、Yes、Noの2択質問さえ答えないので、どんな状態なのか本当に解り難いです。元々表情も乏しくなっており、こちらがかける声への反応や身体の動きなどから、想像するしかない。

今回は時間がかかったけれども、何とかある程度回復する事が出来ました。同居してからの1年半を思い返すと、最初の1年程は風邪を引いても薬を飲めば直ぐに治っていたのです。ここ半年位、肺炎は起こしませんが、月に1度の割で熱を出し、その都度治っても意志の疎通が難しくなり、自分で出来る事が減っていってます。

80出来ていた事が、70、60、となり、今回は一旦10になってから、40になった感じです。階段を下りる様に今後も認知症は進行していくのでしょう。

しかし、明らかな認知の症状が現れてから、8年程経過していますし(その間抗認知症薬は全く飲まず)、緩やかな経過だと思います。

それにしても、今回の様な状況の時に多くの介護者は、私以上に大変な思いをされている事と思います。私は10年程介護や在宅看護の現場で働いているので、歩ける人が急に歩けなくなった時、電動ベットを駆使、リハビリパンツを紙オムツに変え、嚥下状態に合った物を食べさせ、何とかデイサービスに送り出し、という事が出来ましたが、経験が無い人、ましてや高齢の方とかだと、一晩で参ってしまうでしょう。

頼みは、家族、ケアマネージャーや介護のスタッフ、主治医の先生でしょうが、休日なども対応してくれる先生は少なく、往診が頼めなければどうにかして連れて行かねばなりません。他の家族は近所に居ても助けて欲しい時に動けるとは限らず、介護事業者職員の役割は重要で、改めて己れの仕事にも活かさねば、と考えます。

思いを吐き出すことは、大切だと知りました、聞いてくれる人がいれば。

今日夕方、お隣のおばさんが「帰ってきたよ」と挨拶に来てくれました。

お嫁さんが留守の間、デイサービスの泊まりに一週間行って帰ってきたとのことでした。その後、娘さんが来て、しばらく話したのですが、この娘さんは、私の幼馴染で40年前位によく遊んだ覚えがあります。認知症の程度は違いがあっても色々困ることや、家族関係の難しさなど、つい、20分程も話していました。

認知症の介護は、多くの場合、感情労働だと思います。どれだけ発散出来るかが、楽に続けていけるかという事に大きく関わる様に感じます。この後、少し気持ちが軽くなりました。

介護している人は、その重要なしゃべりの時間さえ確保出来ない事が多いと思います。それでも、是非おしゃべりの時間を捻り出して下さい。

インターネット通じて呟くだけでも、違うと思います。

今日、何気なく自分のブログを開いて、前日の記録に星が付いているのを見つけました。読んでくれた人がいる、話しを聞いてもらった、というだけで、しみじみと有難く嬉しく思いました。

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犬のための酸素ハウス

肺癌は数多くあり、胸水が貯まってきたら、咳や呼吸困難などの呼吸器症状が出てくる。それに対する手立ては酸素吸入位である、と犬の主治医は言いました。

それから1ヶ月程後、時々呼吸が速く、荒くなることがあって、直ぐに酸素ハウスなるモノをレンタルしました。近所の散歩は30分くらい平気で行ってましたが、いざ苦しいという時に使えると安心できたのです。

ところが、部屋にこの透明の箱と酸素濃縮機があることで、私の方の気持ちが沈んでいってしまいました。嫌でも目に入る箱を見るたびにもうすぐやってくるであろう、苦しい時間の事を考えてしまうのです。

時々の呼吸の荒さは、気温上昇のためか、しばらくすると治まる事もあって、返却。その後2ヶ月間、いつもの楽しい生活が出来ました。朝ご飯の後、散歩、一緒に車で職場へ通勤。仕事終わるまで職場の庭でゴロゴロ、うちに帰って夕飯、散歩。寝る。

しかし、最近は大好きな散歩も後半ひどくキツそうな時があり、スピードも落ちて、呼吸が速くなることが多くなり、再度レンタルしたところです。

ここ数日は涼しいためか、余り苦しそうな様子はありませんが、今回私はさすがに借りた事で気持ちが滅入る事はありません。ただ、犬にとって酸素のハウスってどうなのか、疑問は残ります。効果的な使い方ができるか、本当に少しでも楽になるのか?などと考えますが、これ以外に出来る事はない、と先生は言っていたので。

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感情労働的介護と肉体労働的介護とはどちらが楽か?

認知症の家族と暮らす時、できる限り規則正しく、毎日同じ様なパターンを繰り返す事が安定をもたらしますが、いつもと違う反応の時があります。

不機嫌で、イライラしており、頑として動こうとしない、そうなると私のほうも「こんな、いつもやってる事になにをウダウダ言ってるのだ!」と腹が立ち、感情的に言葉をぶつける。

今回もまた、余りの不機嫌さにウンザリしながら、同様の事が以前にも3〜4回あったのを思い出しました。その翌日から発熱、咳、で動かないのではなく、動けなくなったのです。

姉夫婦を呼び、全く力が入らない55Kgの塊を抱え、車に押し込み、休日診療所へ。抗生剤を貰い、帰ってから、水分摂らせるのも一苦労でありました。以前は2〜3日で復活したのに、今回は5日経っても動けず、デイサービスに行こうにも1人では家からも出せず、連休明けるのを待って、病院へ再度連れて行き、車椅子とスロープの手配をして、突然の寝たきり老人のオムツを替え、ゼリーや水羊羹を食べさせ…。

毎回言葉をかけて、相手が動くのを待ち、しばしば苛立ち、その繰り返しも感情的に耐え難く感じる事がありましたが、今回のように一時的であっても、立つ事も出来なくなると、一気に私がやらねばならないことが増え、相当な時間を奪われることが解りました。

選択する事は出来ないですが、どちらが介護者にとっては楽なのか?と考えさせられた次第です。